【多動力】が伴った業界を軽やかに超えていく越境者としての生き方
堀江貴文の『多動力』を読みました。
1時間くらいで読み切れるボリュームにも関わらず、この本は内容がシャープで本質深い。
もう一度読み返したいと思う素晴らしい本でした。
帯をめくったは最初に書かれている文章ですでに内容に引き込まれる。
IoTという言葉を最近ニュースでもよく耳にすると思う。
これは、ありとあらゆる「モノ」がインターネットにつながっていくことを意味する。
すべての産業が「水平分業型モデル」となり、結果”タテの壁”が溶けていく。
このかつてない時代に求められるのは、各業界を軽やかに超えていく「越境者」だ。
そして、「越境者」に最も必要な能力が、次から次に自分が好きなことをハシゴしまくる「多動力」なのだ。
(堀江貴文著書 多動力「はじめに」より)
AIやロボットが代替していくこれからの時代だからこそ、
この『多動力』こそ必要な力だとつくづく感じますね。
多動力は技術ではなく”生き方”
足し算型から掛け算型へ
資格や高学歴などの足し算型ではなく、
インターネット時代だからこそ「オープンイノベーション」が前提になった
みんなで改良、組み合わせながら、さらに新しいものをつくっていくという
掛け算型にどんどんシフトしていくということ
これはまさに時代が求めていることだと思います。
だからこそ自分自身が楽しいと思うことやワクワクすることを見つけ
新しいことにどんどんチャレンジする必要があるし
肩書きをいくつ持っているのか?
それが自分自身のバロメーターになるのかなと思います。
肩書きをいくつも持つ「越境者」へ
私自身も2015年にサラリーマンを卒業。
今はフリーランスとして多様な仕事をしています。
(システムエンジニアとしてシステム開発やインフラ構築、コピーライター、イベントディレクター、コーチング、など)
一つの会社でずっと過ごし、役職を持つという働き方はどんどん意味をなさなくなっていく。
緩急を使いこなすことこそ仕事の本質”
と本書にあるように、
・仕事と遊びの境界線がなくす
・自分の強みを一番発揮できる仕事に集中する
・自分でやらないことを明確にする
これらが必要になってくることはまさに共感です。
完璧主義者から完了主義者へ
日本人に染み込んでいる「石の上にも3年」という言葉。
また、全てをバランスよくやったり出る杭は打たれるという文化。
高度経済成長時のような時代背景では、これらの戦略はよかったかもしれない。
ただ、本当の個人、個性を完成させ、オリジナリティを発揮するのは難しい。
スティーブ・ジョブズの言葉も紹介されていましたが
「点と点をつなげていくと、いつの間にか線ができる」
決められたことを正しくやるという完璧主義から
「規定外」のことや新しいアイディアをチャレンジ・実践することをとにかく楽しむこと。
そして、小さな成功を積み上げていくような完了主義へシフトしていくことも重要だということは本当にその通りだと思いますね。
自分が楽しいと思えるリズムを実感して実践していくこと。
各分野を軽やかに超えていく「越境者」となっていくこと。
「多動力」が伴ったワクワクする働き方をしていくこと。
今この瞬間のワクワクを蓄積しながら仕事も遊びも境界線を超えて今を生きて生きていきたいと思いますし、
こんな働き方のモデルを私自身も実践しながらモデルになっていけるのを目指していきます。
是非、働き方を変化させたいと思う方はオススメの本です。