感想「宇宙一美しい奇跡の数式」著書:NohJesu(ノジェス)
今日は、話題の本。
「宇宙一美しい奇跡の数式」著書:NohJesuの感想をつらつらと。
※ネタバレ注意です※
極限の中出会ったたった一つのシンプルなイメージ
ハードカバーの表紙をめくった裏に書かれている一文。
「人間は、本当にすごい。」
著書のNohJesu氏は、普通の人間では考えられないくらいのどん底の絶望の淵にいました。
その究極的に圧縮された状況の中でただただ呼吸に集中していた時に、ふと自分と自分の宇宙が・・・・
消えた。
出会ったのはたった一つのシンプルなイメージ。
この現実世界を成り立たせている真実の仕組みを見たわけです。
その真実の世界を数学的に表現したら・・・
「0=∞=1」
宇宙すべての存在を存在させ、あらゆる構造を生み出し、変化、運動、移動させる、たったひとつ、永遠不変の作動原理。
(P.039)
宇宙森羅万象を成り立たせている仕組み
物理学者や数学者など科学者が追い求めている統一理論
最先端理論物理学が到達している宇宙が無いところの膜という概念
歴史上の偉人や識者たちが見た世界
釈迦が空(くう)と表現した世界
老子が道(たお)と表現した世界
それらすべてがたった一つのシンプルなイメージで統合できるということを、様々な角度から論理的に表現している本書は、
目に見えない本質的な内容をここまで論理化して伝達可能になっていることに驚きを感じる一冊になること間違いないと思います。
「0=∞=1」の世界から見たときの原動力
著者の原動力が書かれている箇所があったので紹介します。
わたしの中心にある原動力は、人間の尊厳性が破壊されていることに対する深い悲しみと涙の憤り
(P.048)
また、一番深い真実の心から見たときに感じる2つの側面についても書かれています。
1つは、人間が無条件に美しく、素晴らしい、存在そのものが奇跡で、神秘で、神聖であること。
そしてもう1つは、その対称性として、人間が置かれている現状が、いかに悲惨で、残酷で、屈辱的なのか。人間の本来性、人間の尊厳性、人間の無限の可能性がいかに毀損され、破壊されているのか。
(P.186-187)
「人間こんなもんじゃないっっっ!!!!」
講演会などでも度々この言葉を発するのを耳にしますが、本当に誰よりも人間の可能性を感じている。そして、人間が無限の可能性で生きられるようになってほしいと心から願っているということを感じられるのではないでしょうか。
歴史のパラダイム転換を創れる道具・技術
時代は極限的に圧縮されたタイミングに来ています。
特に科学技術の進歩によって、AIまでもが登場し、私たちの日常生活に変化を強いられるようになってきました。
人間が今までやってきたことをAIがやる。
人間の思考速度より早く正確にAIが答えを出す。
であるならば、私たち人間は、考えるべきテーマがありますね。
自分とはなにものなのか、どこからどのように、なぜ、いまここでこのように存在していて、なんのためにどこにむかっていくのか
(P.103)
本当に、人間そのものが変化するべきタイミング。
究極の答えが必要なタイミング。。
時代が大きく次のパラダイムに移動するタイミング。
そんなタイミングに来ているのではないでしょうか。
今までの秩序を否定せず、破壊せず、短所や不足は補いながら、尊厳と感謝の意思を込めて、すべてを「底上げ」していく道です。
(P.068)
「悟り」を科学化し、共有する道具までが完成していること。
歴史のパラダイム転換を創っていけるとも本書の中でコメントされていましたが、本当に私もこれについては同意で共にこの道を創っていきたい思いで溢れています。
それは、「0=∞=1」のイメージと出会ったことがある人なら納得できるはず。
今まで人類が出会ったことのないイメージから、新しい自分・新しい関係性・新しい生き方を共に創っていければと思います。
店頭では売り切れが続出していると伺っていますが、ぜひご一読ください。
今までイメージしたことのない概念、イメージの外の世界と出会えることと思います。