天動説から地動説以上以上の価値観の変化
2016年5月に公開された経済産業省の若手官僚らがまとめた資料をベースに
自分なりの見解や情報をまとめておこうというものです。
(参考資料はこちら)
本日は、「3.我々はどうすれば良いか」についてです。
本質的な課題とは!?
まず、このメッセージを紹介したいです。
「シルバー民主主義」を背景に 大胆な改革は困難と思い込み、 誰もが本質的な課題から逃げているのではないか。参考資料49Pより引用
これは、私自身もYesと応えたいし、時代的な背景を考えてもしっかり本質的課題に向き合うべきだと考える。
じゃあ、ここで一つの疑問が生まれる。
「本質的課題とは一体なんなのか?」ということ。
資料の中では、古い価値観と固着化した輝かしき制度の束をどう変えていくかといったものの整理がされていたり、従来の延長線上には答えがなく、抜本的な変化が必要ということは書かれている。
①一律に年齢で「高齢者=弱者」とみなす社会保障をやめ、働ける限り貢献する社会へ②子供や教育への投資を財政における最優先課題に③「公」の課題を全て官が担うのではなく、意欲と能力ある個人が担い手に参考資料54P〜62Pより
それら一つひとつは施策として取り組んだらいいなと思うのですが、その部分的な話は一旦置いておいて・・・
価値観が変われば人間が変わる
人間が変われば社会が変わる
社会が変われば時代が変わる
私自身もその一番根底にある価値観がどんな変化なのかということが本当に大事だと思っています。
だから、もっと本質的に、もっと根本的に、大前提そのものから価値観を変えていく必要があるのではないでしょうか。
天動説から地動説以上の価値観の変化
昔、天動説が当たり前だったころ、
地球が中心で天が動いているというモノの見方・価値観が正しかった。
しかし、そこに異を唱えて新しいモノの見方・価値観を提唱する人物が生まれるわけです。
地球が中心ではなく、地球は動いている。
天動説から地動説へモノの見方・価値観が変化したタイミングがありました。
そこからは、物理学数学などの科学が発達し、科学技術を中心とした新しい文明のパラダイムがスタートしていきました。
今、時代はまさにこの天動説から地動説へのモノの見方・価値観の変化以上の変化が必要だと思います。
その変化はズバリ!
「自分と自分の宇宙が実在する」という有のパラダイムを終わりにさせ
「自分と自分の宇宙が実在しない」という無のパラダイムへのモノの見方・価値観の変化
それを創っていくことだと思います。
科学が発達するにつれて、「無」が基準になっていくことは時間の問題です。
(ここでは詳細は割愛するので過去記事を是非ご覧いただければ嬉しいです)
まさに、資料の文中にも
日本に課せられた歴史的使命であり
挑戦しがいのある課題
とあります。
(参考資料65Pより引用)
本当に新しい常識を受け入れることは本当に大変。
しかし、それを受け入れられることができるのが日本であるし、
日本の和の心
わびさびの精神
八百万の精神
間を活用する文化
それら全てに通じるものが
「自分と自分の宇宙が実在しない」という無の価値観なのです。
「無」とは何なのか?
どういう仕組みで「無」から「有」が成り立つのか?
なぜ「無」から「有」が生まれるのか?
それらを認識できるようになる認識技術を活用することが
これからの日本の勝負だと私は確信しています。
新しい時代を切り開くのは既存の常識を破った者たちです。
つまり異端児を時代が求めているし、その異端児を受け入れる集団が求められている。
是非、この人類歴史の有のパラダイムを底上げする無の価値を
新教育として活用できる日本になっていけばなと思います。