「所有」の時代から変革していくタイミング
今までの時代を一言で表すなら「所有」の時代と言えるのではないでしょうか。
家族単位で考えれば、家を持つし車も持つ。
企業で言えば、自社でビルやオフィスを持つし、オンプレミスでサーバなどのインフラ設備も持つ。
しかし、この「所有」の時代もいずれ終わりを迎えていくと思います。
実際新しいサービスもどんどん世の中に出てきていますよね。
民泊もそうですし、レンタカーのカーシェアリングもそう。
レンタル事務所やレンタル会議室、インフラなどはクラウド化にシフトしていく。
様々なビジネスの分野でアウトソーシング事業もどんどん増えていきます。
「シェアリングエコノミー」
こんな言葉で表現されていたりしますが、所有の時代は間違いなく衰退していくでしょう。
その背景となるのはやっぱりテクノリジーの進化でしょうか。
スマートフォンやタブレットの普及、インターネットサービスの拡大によってビジネスも大きく変わってきました。
ここで、シェアリングすることによる本質的な意味とは一体どこにあるのか。
そのことを少し深く考えてみたいと思います。
シェアということは、aさんもbさんもcさんも必要なタイミングで必要な場所で使えるということ。
所有権は条件や状況によってコロコロ変化します。
何が言いたいかというと、境界線の引き方が重要になってくるということですね。
境界線が無いところから境界線をあえて選択する。
これからの時代のサービスや産業は境界線の引き方をマスターしないといけないのではと思います。
境界線の引き方は認識の仕方、認識能力そのものです。
自分と自分の宇宙は実在しない。
全てがひとつの境界線がない世界が当たり前になっていったとき、複雑多様なこの現実世界での境界線の引き方が本当に重要になっていきます。
「所有」の価値から「認識」の価値へ。
時代がどんどん変化していくの日々日々感じながら、新しい時代へのパラダイムチェンジを創っていきたいですね。