キングダム漫画解析【同志編】"ビジョンを具現化するリーダーと同志の存在" ※ネタバレ注意
キングダム漫画解析シリーズ。
『キングダム』は原泰久によって現在も連載が続いている漫画です。
以下、Wikipediaよりあらすじの概要を簡単に紹介します。
中国の春秋戦国時代を舞台に、大将軍を目指す少年・信と後の始皇帝となる秦国の王・政の活躍を中心に、戦乱の世を描く。
今回は、【同志編】と題しまして、共通のビジョンに向かってそれを共に成し遂げようとする絶対的なリーダーと同じ志を持った"同志"の存在について整理していきたいと思います。
ビジョンを達成するために重要になってくる要素が3つあります。
・共通のビジョン
・絶対的なリーダー
・共に実現しようとする仲間”同志”
実際、キングダムの世界でも
”中華統一”という大きなビジョンを掲げ、それを宿願として自らの道だとする秦国国王の政。
(こちらは、【ビジョン編】という形でまとめたものがあるのでぜひそちらもご覧ください)
そして、次に重要になってくるのがその共通のビジョンに向かって歩む絶対的なリーダーの存在と共に実現しようとする仲間”同志”の存在です。
実際に、キングダムの中で出てくるシーンをいくつか紹介します。
"中華統一"を共に志す同志の存在
自分は王様政の”金剛の剣”だと表現するシーンもありますが、自らの将軍になる夢とが明確に繋がって共に”中華統一”を目指す信。
(©原泰久/集英社 コミック第23巻より抜粋)
(©原泰久/集英社 コミック第41巻より抜粋)
そして、晶平君という秦国の軍総司令も”中華統一”を本気で目指す一人。
(©原泰久/集英社 コミック第40巻より抜粋)
ビジョンが大きくなればなるほど、同志の存在というのは非常に重要になってきます。
ビジョンが自分と繋がり自らの人生をかけてまでも成し遂げたいと思うものなのかもポイントになってきますね。
共通のビジョンと絶対的なリーダー、賛同する同志がセッティングされたなら、
後はどんな役割で自分の人生を全うするかということになってきます。
歴史の中で中華統一を最初の王として覇道の道を決断する政。
将軍として中華に名を轟かせようとする信や軍総司令として知略を働かせて中華統一までのロードマップを描く昌平君などの人物。
ビジョンが重なり、王様の力と軍の力が合わさって実現に向けての一歩一歩を歩んでいきます。
現代という乱世において
単位は会社、また国家などあるかと思いますが、現代においても構造は同じですね。
会社の中の社長や国家の中での首相など絶対的なリーダーは必要です。
そして、目指すべき方向性と賛同する同志(社員や議員など)の存在。
・共通のビジョン
・絶対的なリーダー
・共に実現しようとする仲間”同志”
戦国の乱世においても現代においても、改めてこの3つが融合して新しい社会・新しい時代作りをしていく必要があると感じますね。
逆に言えば、この3つが同じベクトルで進むならこれ以上のものはありませんね。
(漫画「キングダム」についてはこちら)