事実と思い込みで分けるだけで人間力は向上する
コミュニケーションをする上で重要な要素の一つでもあるのが
「事実」と「思い込み」を分けるというのがあります。
何が事実で
何が思い込みなのか
これがチグハグになってしまうとコミュニケーションは円滑に進みません。
少し専門的な表現をすると
「事実」というのは人間共通の客観的事実とも言え
「思い込み」というのは個人の主観的な観点と言えます。
例えば、目の前にりんごが一つあるとしますね。
そのりんごがどんな色・形で存在しているのかということは人間共通の客観的な事実です。
ただし、そのりんごを
美味しいと思うのか?
まずいと思うのか?
新鮮だと表現するのか?
嫌いと思うのか?
そういった個人の主観的な判断や感情は、言うなれば個人の思い込みになるわけです。
この「事実」と「思い込み」が明確に境界線を引けることで、会話の中で発する言葉が自然と変わってきますし、質問も変わってきます。
結果的に、ちゃんと人の話を聞けるようにもなっていきますし、コミュニケーション能力が随分あがっていきます。
簡単なようで実はこのポイントを外す人が多い。
主観的な観点の思い込みによるコミュニケーションをしている人は身近なところで結構います。
特にニュースなどの報道はこのポイントを本当にきちんとしてほしいと思います。
最近のとある政界のニュースを取り上げても
メールを送ったのは事実なのか?
どんな書類が提出されているのか?
この客観的事実に加えて
どんな感情や意図があったのか?といった主観的な思い込みをわけてほしいと感じますね。