人工知能(AI)の驚異的な進化スピード
2016年にAIブームに火をつけたといっても過言ではないGoogle参加のDeepMindが開発した囲碁AIの「Alpha碁」。
ディープラーニングという言葉も注目されましたが、それ以上に人間の知のゲームの最高峰と言われる囲碁でAIが人間に勝利したという事実。
将棋はすでにその壁が破られていましたが、囲碁に関しては手数の多さから10年はかかるだろうと言われていたので、その衝撃の事実に世界が注目することになりました。
それから早1年弱。
インターネット囲碁で「master」と名乗るアカウントがプロ棋士を破るなど破竹の60勝。
1/5にGoogleがAlpha碁のバージョンアップ版だと発表しました。
(参考記事)
知能を争うものではAIには絶対に勝てない
人間は過去の記憶や経験に基づき、物事を判断したり意思決定をしています。
その仕組みを真似たディープラーニングという手法を実装したプログラムは、人間と比べてどんな違いがあるでしょう。
・ビッグデータといわれるように人間より広範囲の情報データを持っている
・人間とは比較にならないスピードで計算処理している
・新しい法則やルールなど無限に蓄積し続けられる
そんな違いがあると思います。
では、そうなった場合人間は勝ち目があるでしょうか?
もちろんありません。
絶対にその土俵では勝ち目が無いし、むしろその格差は広がっていくばかりです。
そして技術の進化とともにハードウェア面、ソフトウェア面の両方で倍倍ゲームのように進化していくならば、
人類歴史で大きなターニングポイントを迎えるタイミングに来ているということでしょう。
このままの延長上にAIと人間の共存共創の未来はないと警鐘を鳴らす科学者もたくさんにます。
人類は未踏の新しい領域の開発へ進むべき
先ほども言いましたが、このままでは人間とAIの格差は広がるばかりです。
それを追いつけ追い越せといっても到底無理な話。
では、人工知能やコンピュータでは絶対に開発できない、新しい領域の開発をしなければなりません。
その新領域が人間の機能や性能をバージョンアップさせるとともに
人工知能のような科学技術すらも底上げすることができるもの
そんな夢のような人類未踏の開発領域があるとしたら皆さんはワクワクしますか?
人工知能の話題は2017年になってますます取り上げられていくのは間違いありません。
いち早くそこに対処していく人材・企業・国家が必要ではないでしょうか。
日本がやるべき勝負は、科学技術を真似て追従する道ではありません。
全く新しい新大陸の開発。
未来に悲観することなくワクワクしたチャレンジをしていきたいと思いますね。
昨年末に仲間と作った特設サイトと動画があります。
・AI時代の本質的課題とは?
・AI時代の次の潮流とは?
・AIには絶対到達できない人間ならではの認識領域とは?
など興味があれば是非、ご覧ください。
→「無」を活用した人材がAI時代の先を牽引していくトップランナーになる!