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「0=∞=1」が基軸になる21世紀教育革命への挑戦

否定や批判をするだけなら誰だってできる

日々のニュースに対する世間の意見など、自分がブログを書いていても思う事。

 

それは、アクションがあれば当然リアクションがあるということです。

そして、そのリアクションには大体否定批判が多いということです。

 

人間の無意識深い心には、不信や不安の心がある。

その心の現れなのかなと思考を働かせながら、少しこのネタについて整理しておこうと思います。

 

否定や批判が溢れる無限不信社会

先ほども書いたように、ネットやメディアに流れる多様な情報に対して、否定や批判のコメントが多いという印象です。

 

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日本人の傾向としては、単に無視するというのが圧倒的大多数でしょう。

そして、ごくわずかな人が否定的なコメントをします。

しかし、不思議に肯定的なコメントや意見をする人というのは希少中の希少です。

 

何か寂しいですね。

 

人間というのはそもそも不完全な生き物です。

だから自分の外から情報や知識・経験を蓄積してそれを補おうとする。

 

そんな中で、これだけ情報が溢れれば何が正しくて何が間違っているのかがわからない。

いつ誰がどこで発信しているかもわからないとなると、当然不信や不安の心が生まれるのでしょう。

 

何の代案もなく、単に否定や批判をしているマイナス的なコメントや意見ばっかりが取りあげられたり、それが絶対だと取りだたされるわけですから、

そりゃ発信するのが怖くなったり、不信社会になっていくのは当然でしょう。

 

無限に不信の心が溢れてくる、無限不信社会というのがまさに現代だと思います。

 

自分がどんなストライクゾーンを持っているのか

知りたくもない情報が自分の中に入ってきたら、拒否反応が出るのはしょうがないでしょう。

 

自分がどんな器でその情報と出会っているのか?

どんな出会い方をしているのかということが実は大事な要素だと思います。

 

自分のニーズ、自分にとって有益だと思う基準をストライクゾーンと呼んだ時、

そのストライクゾーンに合わせてピッタリど真ん中に入ってくるものなんてほぼ100%ありません。

 

そもそも自分のストライクゾーンも条件によってコロコロ変わってしまうし、自分がストライックゾーンを持っていることすらわかっていない。

 

また、自分の中に絶対固定のストライクゾーンを構築し続けることは人間の機能上できませんし、

情報を投げる方も「1:多」のコミュニケーションの中で一人一人相手のストライクゾーンに合わせてメッセージ発信することは絶対に不可能です。

 

この仕組み自体を理解しておかないと、日常のコミュニケーションのずれからあらゆる所で問題が起きてきます。

 

相対世界の中では、100%絶対こうだというものは一つもない。 

あくまでどんな観点、どんな判断基準で発信しているのかというセッティングがあって、それに基づいて発信しているだけのことです。

 

疎通・交流するために必要な観点の自由性

先ほども書いたように、相対世界では100%絶対こうだという観点はありえません。

AさんにはAさんの立場から見る観点

BさんにはBさんの立場から見る観点

それぞれのどちらかの観点を選択することができるし、融合してより良い観点へ向かうこともできる。

 

そんな観点の自由性を持たないと自分自身も相手を受け入れることができませんし、単に相手をジャッジするだけでお互いに心が苦しくなっていきます。

 

観点一つに対しても

・応援する観点

・反発する観点

・活かす観点

・殺す観点

・説得する観点

複雑多様に絡み合っているのが、この観点の問題というものです。

 

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単に否定したいだけの人間なのか?

プラスアルファの補う観点としてコメントしているのか?

 

受け取る側も発信する側もこれをわかっていないとコミュニケーションはどんどんずれる一方ですし、本当の意味での疎通・交流はできないと思います。

 

観点の問題の奥深さ

「観点の問題」

これは本当に奥深いです。

 

以前に書いた記事に、「観点の問題」を6つの対称性で整理したものがあります。

 

ここでは観点の問題についてざっと紹介しますが、

【認知/非認知】

 →知らないとかなり問題だけど、知ってても問題解決できない。

【異質性/同質性】

 →異質性があってバラバラだけど、一つに固定しても問題。

【固定性/移動性】

 →自分が絶対こうだと固定しても問題だし、相手に合わせすぎても問題。

【他発性/自発性】

 →環境によって作られた他発性を自覚していないし、自発的に作ったものも一つもない。

【肯定/否定】

 →観点を否定だけしていても問題だし、肯定だけしていてもアイデンティティが定まらない

【不完全/完全】

 →そもそも観点が不完全であるけれど、完全だと思いこんでいるのも問題

 

いろいろ整理することができるので、詳しい事を知りたい人は過去記事をご覧くださいね。

www.normal-japan.net

 

そして、この「観点の問題」を生み出す根本には、人間の不完全性が隠れていて、それ自体を突破できていないという宿命的な課題があるわけです。

不完全性を土台にしているので、当然その上に構築されるものも不完全です。

 

人間の宿命的な課題についても過去にまとめたものがあるので、こちらも合わせてご覧ください。

www.normal-japan.net

 

よりよい方向性に進むために突破するべき問題は「観点の問題」

オンライン、オフラインに関わらず

また、人間関係、仕事関係、国家関係まで全ての問題の奥に隠れているのがこの「観点の問題」というものです。

 

日常生活では生きているだけで多種多様な観点と出会います。

そこで単に否定や批判をするだけなら誰だってできます。

 

相手がどんなセッティング、基準点に基づいて発信しているのか?

その背景を理解できるような出会い方をすること。

そして、否定や批判だけでなく、補ったり応援する観点を投げてあげること。

 

こんなコミュニケーションができるようになったら、その人自身の人間力も人間関係力も向上していくでしょうし、周囲との関係性も間違いなく変化していくでしょう。

 

全ての問題の奥に隠れるこの観点の問題を明確に解決した人たちが創る新しい出会いや関係性。

そして、win lose の勝ち負けの関係ではなくwin win all winの全ての観点を融合した創造性溢れるチームプレー!

 

そんな集団を是非創っていきたいと思いますね。

 

そのためにも「観点の問題」を深め、マンネリした日常生活に隙間を開けていきましょう。

 

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