すでに自分がVRの眼鏡をかけている状態であることに気付けるか?
VR元年を過ぎて加速するVRブーム
バーチャルリアリティー元年(VR元年)と言われる2016年を過ぎ
VR機器がどんどん日常生活に浸透しています。
実際、今年になってVRアミューズメントなども増えて来たなという印象。
このVRの波は、まずはゲームに代表される娯楽という世界から
アミューズメント施設、そしてビジネスの世界、一般家庭にまで・・・
少しづつ少しづつ浸透していくのは時間の問題です。
今日は、VRのことについて一つ考えたい。
それはVRメガネをかけていなくても、
私たちはそもそも脳というVRメガネをかけている状態であるということです。
VRメガネは二段階目の仮想現実
人間の脳は一段階目の仮想現実
二段階仮想現実の世界を見ていることになりますが
この脳というVRメガネそのものを外せるかというのが大事になってくるわけです
VRメガネは二段階目の仮想現実
VRメガネはわかりやすいですよね。
メガネのレンズの奥に365度広がる仮想の空間と存在。
VRメガネによる視覚情報の上書き
ヘッドセットによる聴覚情報の上書き
5感覚の中でも一番影響力の大きい視覚情報と
その次に大きい聴覚情報さえ上書きされれば
それが仮想であっても現実っぽく錯覚するわけです。
どんなゲームをやりたいか
自分がどんなキャラクターになりたいかを
自らが選択してVRゲームを楽しむことができます
そして、VRメガネやヘッドセットは着けたい時に着けることができるというのも大きな特徴でしょう。
人間の脳は一段階目の仮想現実
改めてここでお伝えしたいポイントはこれです。
VRメガネは自由に着け外しができるけど、人間に初期セッティングされた脳というVRメガネは自由に着け外しができないということ。
そもそも論
人間が立ち上げている現実画面そのものが仮想現実であり
自分の脳のフィルターを通した錯覚世界です。
これは、脳科学や物理学の研究が進めば進むほど証明されてくるものなので否定はできません。
だからこそ一段階目の仮想現実が立ち上がっているということがまず明確にイメージできるのかということが本当に重要です。
なぜ、重要なのかと言うと・・・
どんなゲーム(人生)をするかわからない状態でゲーム(人生)をやっている(過ごしている)状態だと言えますし
自分はどこから来て、なんのために、どこに行くのか?もわかりません。
ただがむしゃらに飛んで行く弓矢のごとき、とにかく前進前進。
(別にそれが好きな方はそれでいいかもしれません)
しかし、人生という限られた時間の中で、もっと言えば人間社会の歴史の中で、
どういう設計図の元で自分が生きているのかが理解できるということは、
設計図を道具にして自ら新しい生き方を選択できるということに繋がっていきますね。
個人一人ひとりがVRのメガネを外し、ゲームの外に出て、「このゲームは何なのか、なぜこのゲームが作られたのか」という、ゲーム全体の設計図を知ることが重要
この時代になぜ認識技術・観術が必要なのか?を教育から語る - Noh Jesuオフィシャルブログ(ノ・ジェス, 盧在洙)
一つ言葉を引用しましたが、まさにその通りだと思います。
人間の脳のVRメガネを外すことで見える新しい自分と自分以外の世界。
メガネを外すことができる認識技術の価値が少しでも伝われば嬉しいです。