"人間の外側"の能力を拡張するより"人間の内側"の能力の開発
"人間と一体化して能力を拡張させる"テクノロジーの開発。
という言葉から始まるこのニュース。
「知覚」「認知」「身体」「存在感」「身体システム(健康)」などを拡張するという『ヒューマンオーグメンテーション(人間拡張)学』と提唱されているこのことは、時代の最先端の変化だなと感じる一方で、この先人間はどの方向性に進んでいくのだろうかという疑問を感じざるを得ない。
人間の機能はあくまでの5感覚と脳である。
身体の機能をベースにした出会いには当然限界がある。
・時間の障壁
・空間の障壁
・言語の障壁
など
今までの人類歴史は、それら5感覚と脳の不完全性を補うために、テクノロジーを駆使して進歩させてきたと整理もできるでしょう。
それに加えて、このニュースのような人間機能の拡張。
機能を拡張することで、出会いの範囲や人間以外のモノや存在との繋がりは増すことは考えられる。
しかし、それだけでは人間の根本的な変化は作れない。
「どこからどこまでが人間なのか?」
「どういう状態が人間なのか?」
「人間は何からできてどこに向かうのか?」
そんな哲学的・本質的な問いも同時に来るでしょう。
科学技術によって人間の外側の変化は作れても
人間自身の存在感やアイデンティティーは変化は作れない。
人間そのももの変化やバージョンアップさせるためにはどうすればいいのかという、
人間の中の開発や人間そのものの変化のアプローチに早く中心テーマをシフトしてほしいなと思うところです。
人間の開発と一言で言っても何を変化させるのかというと「認識」です。
人工知能がディープラーニングという「認識」の学習方式一つ変わった事で大きなブレークスルーをしたように
人間の「認識」に対してディープラーニングする認識技術が今の時代に求められていると深く感じます。