無関心と無関係は違う!2015年に放送されたNHKスペシャル「NEXT WORLD」で描かれている2045年の未来
2015年の初めにNHKで放送されたNHKスペシャル「NEXT WORLD」。
人工知能(AI)を使った未来予知
ナノテクノロジーによる長寿社会
亡くなった人をコンピュータで蘇らせる
コンピュータを使った肉体強化
など
レイ・カーツワイル氏が提唱している2045年問題とも言われる技術的特異点「シンギュラリティー仮説」もテーマとして取り上げられ、
当時非常に興味があって録画もしつつ何度か見なおしたのを覚えています。
その「NEXT WORLD」の製作チームの記事が取り上げられていたので紹介も含め私なりに感じるところを残しておこうと思います。
これから間違いなく起こるであろう21世紀の圧倒的な変化。
私には関係ないと思う人
技術の進化に感嘆する人
問題意識を持つ人
様々な人がいるとは思いますが、世の中は近い将来間違いなく変化していきます。
GoogleのCEOラリー・ペイジが「20年後、あなたが望もうが、望むまいが現在の仕事のほとんどがロボットによって代行される」と言っているように、
それは自分の意思とは関係なく、必ず起きることなのです。
Googleに代表されるようなアメリカ大手IT企業が狂ったように投資をし、企業の買収を繰り返しながら技術の開発に取り組んでいるのも事実です。
参考ですが、3月に人間に勝利したという人工知能囲碁ソフトAlpha碁(アルファ碁)を開発したDeepMind社をGoogleは4億ドルで買収しています。
不確かな未来への舵は切られている状態。
一人一人が無関心であったとしても、社会が変わり時代が変わってきたならば人間は環境に合わせて適応していかなければなりません。
最終的には必ず自分とは関係のある話になってきます。
スマートフォンが一般的でなかった時代から一般的になり誰もが1台持つのが当たり前になったように、
社会のプレートが変化することに合わせて自分も変化を強いられてきます。
当たり前ではない世界が当たり前になっていく変化が今まで人類社会を作ってきたとも言えるのではないでしょうか。
であるならば少しでも今から関心を持ち、逆に変化を楽しんでいけるそんな自分になっていることは重要なことだと思います。
そこで、ロボットや人工知能、テクノロジーがどんどん進化していく上で必ず考えないといけないテーマが1つあります。
それは、「人間に対する再規定」です。
IoT(Internet of Things)やIoE(Internet of Everything)で人間も含めて全てがインターネットで繋がり合ってハイパーコネックション社会になり、
映画「マトリックス」や「攻殻機動隊」の世界観が一般常識になってくるようになった時に突き詰められる問い。
どこからどこまでが人間なのか?
人間とは何なのか?
それら含めて一言で「人間に対する再規定」です。
数学・物理学のような科学の世界においても、
心理学・人間学のような宗教・哲学、スピリチャルの世界においても
人間に対する規定は未だに共通した答えがでず統合されていません。
しかし、時代がどこか一点に集約していく流れがあると考えるならば、科学・哲学という枠を完璧に超えて全てをシンプルに統合し
人間の再規定、そして人間一人一人の生き方の変化から人間関係、産業の底上げから社会・時代の変革、強いては学問の大統合まで
一貫性を持って上昇させるそのキーワードがあって然るべきです。
まさに、パズルのラストワンピースのようなもの。
新しい人間観の確立から来るパラダイム転換
これをどこからか誰かが創っていかなければなりません。
科学技術一辺倒の時代を補う革新的な教育が、今の時代に求められています。
関心を持つかどうかはお一人お一人の判断ですが、いずれ必ず関係してくるAIやロボットが融合する社会。
パズルのラストワンピースとなるための道具
変化に対応できる自分自身になるための道具
個人の変化から人間関係を変化させるための道具
科学技術を補うための道具
パラダイム転換を作っていくための道具
今は種かもしれないけれどいずれ大きく花を咲かす、
認識技術という道具の価値と可能性を少しでも感じてもらえれば幸いです。
改めて、最近本当に人工知能やロボットなどのニュースが飛び交っていますね。
少しでもこのテーマに関心を持ち、皆さんと共に考えていきましょう。