「2045年問題」って?
「2000年問題」というのがつい十数年前に騒がれていましたが、「2045年問題」というのをご存知ですか?
IT技術・科学技術の進歩に伴い発展してきた”人工知能(artificial intelligence、AI)”
コンピューターの知性が、人間を超える時期が2029年。
コンピューター・人工知能の能力が、全人類を合わせた位の知能をもつようになる時期が2045年。
と予測され、技術的特異点「シンギュラリティ」とも言われていますね。
この話がかなり現実味を帯びてきています。
先日もIBMの人工知能を搭載したコンピュータ「ワトソン」とソフトバンクの人工知能搭載ロボット「ペッパー」が連携するというニュースもありました。
また、Googleが人工知能開発会社を買収し、自らの人工知能エンジンをオープンソース化したりと本気でこの分野に取り組んでいるのも事実です。
FacebookやAppleなどアメリカの大手企業が凌ぎを削っています。
人間の暗記を超えた情報の蓄積という点についてもそうですが、
テキスト・画像・音声・映像などの膨大な情報データからビッグデータアルゴリズムを駆使して瞬時に必要な答えを導き出したり、人間はどれだけ頑張っても敵うはずがありません。
また、答えを導く精度や速さ、情報量も加速度的にあがっていくことは間違いないでしょう。
(10年後には大学図書館の書物は全てデジタル化しクラウドに蓄積され、データベース化されているという説も・・・)
肉体労働は全てロボットがするようになり、人間にとって便利になったという観点もあれば
弁護士のような知的労働さえもロボットがするようになり、雇用が奪われるという危機感も同時に来ます。
あと30年・・・
いったいどんな変革が起きようとしているのでしょうか。
天才物理学者のスティーヴン・ホーキング氏も
「完全な人工知能を開発できたら、それは人類の終焉を意味するかもしれない」
と警鐘を鳴らす人物の一人です。
技術の進歩とともに
人間とは何なのか
生きるとは何なのか
人間にしかできない仕事とは何なのか
その答えが求められる時代になってきているのだと感じます。
(参考URL)