未来を創る話をしよう

「0=∞=1」が基軸になる21世紀教育革命への挑戦

何が問題なのかわからない状態では問題解決はできない

2016年5月に公開された経済産業省の若手官僚らがまとめた資料をベースに

自分なりの見解や情報をまとめておこうというものです。

 

(参考資料はこちら) 

不安な個人、立ちすくむ国家

〜モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか〜

 

そもそもみなさんは今の時代をどう捉えますか。

 

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(参考資料3Pより引用) 

 

先行き不透明とみることもできるし

AI時代に差し掛かるまさに時代のターニングポイントとしても捉えることができる

貧富の格差や雇用問題など複雑多様な問題が溢れ解決の糸口が見えないともみることができ

情報過剰で一人ひとりの意思決定能力が乏しくなっているとも言えますね

 

希望で見れば当然希望

絶望で見れば当然絶望

 

今の時代をどんな時代と規定するのか

この初期セッティングが実は大事なのかなと感じますね。

 

私自身はどうしてもIT畑でずっと身を置いて来たので、”技術”という分野に非常に興味関心があります。

特に昨今で注目されている人工知能(AI)に始まり、指数関数的に進化するテクノロジー。

 

私たちの社会や暮らしをどう変えるのかという期待もありながら、

反面、人間の仕事や雇用がどう変化していくのかの不安もあります。

 

そして、そこに人間がどう適応していくのかについても考えないといけないなと日々感じています。

 

みなさん、一人ひとり感じることは千差万別かと思いますが、みなさんは改めて今の時代をどう捉えますか?

 

 

 

 

そもそも何が問題なのか  

さて、本日は資料の「1.英気浄化する社会と不安な個人」について考えて行きたいと思います。 

 

先ほども書いたように、今の時代をどう捉えるのかというは人それぞれです。

ただし多くの人が漠然とした不安や不満をかかえているということについては激しく同感ですね。

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(参考資料5Pより引用)

 

SNSもたくさん登場し情報が溢れ、何が正しくて何が正しくないのかがわからない。

とは言え自分が知った知識でしか人を判断することができないから、比較対象が増えることでジャッジも激しくなる。

 

本来は、知識で知識を判断するのではなく

知識もないところから多様な知識を整理整頓できればいいのだけれどその指針がない。

 

多様な知識を整理整頓するメタ知識の獲得をしなければ

人をジャッジすることもそうですが、自分に自信がなくなったり自分自身を傷つけてしまう人も多くなっていくでしょう。

 

昔のように頑張れば頑張るだけ結果が出るような世の中ではなく

将来に対しても明確な希望が持てない現代人は本当に多いのではないでしょうか。

 

流行もどんどん変化していく。

環境に合わせるだけで精一杯と感じる人もいるのではと思います。

 

不安・不満が生まれるメカニズム

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(参考資料6Pより引用)

 

「個人の不安・不満をこのまま放置すると、社会が不安定化しかねない」

とありますが、そもそも大前提として、

 

何が不安で何が不満なのか?

なぜ、不安や不満が生まれるのか?

 

もっと踏み込んでそのポイントが明確にならなければならないと思いますね。

 

不安や不満を感じるのはあくまで認識の結果です。

その認識の結果が生まれるための認識の過程には、

政治や経済、文化・芸術、思想、社会問題など多様な現象がありますね。

 

しかし、もっと観点を引いて、認識の原因そのものまで考えた時、

 

人間というものが、不完全性を土台にした脳や5感覚という機能があって、

その上で判断基準という異質性が生まれているという原因になる根本の仕組みがあります。

 

多様な現象をどう解決するのかではなく、

この人間の宿命的な機能的限界をどう補うことができるのか?

 

一番深いところからの変化を作らなければ、ずっと不安や不満を持ち続けることになりますし、

現象をいくら解決しても無限ループに陥るだけだと思うのです。

 

家庭の問題

会社や組織の問題

環境問題

政治・経済の問題

 

問題として上げることができる多様な問題全ての共通点。

それは人間の意識の中での問題だということ。

 

 

人間は不安や不満を抱える動物で、その原因が人間の脳の観点に掴まれているということ。

 

そのことがまずはしっかり理解できることが、私なりに第一に重要なポイントだと考えています。

 

是非、私が過去に書いた記事もご覧いただければ嬉しいです。 

 

www.normal-japan.net

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それでは、明日は「2.政府は個人の人生の洗濯を支えられているか?」について考察していきたいと思います。

 

 

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