『お金2.0』を読んだら大分色んなイメージが変わったのでご紹介
読み応えのあった一冊をご紹介
私自身この本を通してお金のイメージ、経済や社会に対するイメージまでかなり観点が柔らかく広くなったと思います。
テクノロジーが変える未来もなるほどと思うところも多く、非常にタメになった本ですね。
お金は道具だと言うけれどなかなかお金の本質をシャープにおさえることは難しいものです。
しかし、きちんとその意味や価値を認識することができれば、道具として使っていけるものですね。
お金の本質は
・価値の交換
・価値の尺度
・価値の保存
この3つの偶然を満たす道具がお金。
ただ、学校教育ではお金の本質を教えてくれません。
だから資本主義社会のプレートの中で、勝手に正しいと思いこんでいる「お金を稼がなければならない」ということに考えが支配されてしまいます。
(その行為自体を否定しているわけではありません)
結局お金が手段からお金が目的になってしまう。
お金が発生する背景には、価値が生まれます。
そして、価値の裏には何が隠れているのか?
それが人間の欲求です。
もっと根底にいうと、人間の脳の仕組みが隠れている。
欲求の仕組み
脳の仕組み
これらすべてが繋がって見えるということは本当に大事だなと改めて感じさせてもらいました。
また、政治と経済の境界線は消えるという考え方には非常に納得するところがありました。
全体のバランスを取ろうとする政治
競争力を高めようとする経済
本書の189ページの言葉を借りると
結局
「どれが一番正しいのか?」
ではなく
「どれも正しい、人によって正解は違う」
ということ
本当にその通りだと思います。
自分の判断基準が自分の外にあるのか
自分の中から作っているものなのか
しっかり認識していけるようにならなければなりませんね・・・
他にも、非常に共感する言葉が本書の206ページに紹介されていたので、こちらも引用させていただきます。
人間は、自分が生まれた時にすでに存在したテクノロジーを、自然な世界の一部と感じる。
15歳から35歳の間に発明されたテクノロジーは、新しくエキサイティングなものと感じられ、
35歳以降になって発明されたテクノロジーは、自然に反するものと感じられるイギリス作家 グラス・アダムス
仮想通貨、ブロックチェーン、AI、VR、MR、SR、など
テクノロジーの最新トレンドがどんどん出て来ますが、そこに対してどう思うのか?
時代は着々と進化発展していきます。
無関心であったとしても無関係ではいられない
これからのテクノロジーの出会い方を改めて見直してみようと思います。