人工知能と言うけれどそもそも”知能”とは何なのか!?
人工知能は知能を人工的に作ったもの?
人工知能(AI)というキーワードは皆さんもよく聞く時代になったと思います。
その分野にアンテナを張っていれば聞かない日がないくらいです。
Artificial IntelligenceでAI。
直訳すれば”人工的な知能”となるわけですが、Wikipediaでは下記のように定義されています。
人工知能(じんこうちのう、英: artificial intelligence、AI)とは、人工的にコンピュータ上などで人間と同様の知能を実現させようという試み、或いはそのための一連の基礎技術を指す。
参考:Wikipediaの人工知能より
改めて考えた時・・・
Artificialの"人工的な"というのは、自然ではなく外からの介入がある、つまり人間などの手によって作られて人工物というイメージがしやすい。
でも、そもそもIntelligenceという”知能”は一体何で、どう定義できるのでしょうか。
それが定義できないと人工知能も定義できないということに繋がるのではないか思うわけですね。
・そもそも知能とは何なのか?どこからどこまでが知能なのか?(what)
・なぜ知能が必要なのか?(why)
・どのように知能が作られるのか?(how to)
知能と知能の外の境界線がわからないと”知能”が何なのかが定義できません。
”知能”とはどう定義できるのか?
ところであるイベントで、人工知能研究をしている第一人者の方が、人間というものを下記のように定義していました。
人間は、”知能”と”生命”を持った生き物である。
”知能”というのは与えられた目的を達成する問題解決
”生命”というのは生き残りたいということや子孫を残したいという目的を持ったもの
だから、人工知能そのものが人間を敵対視して自身で人間を滅ぼすようなことはしないということだそうです。
人工知能を活用するのに、人工知能にどんな目的をセッティングするのかということが非常に重要になってくるということですね。
悪意のある目的(プログラム)を人工知能に入れれば、人間を滅ぼすというようなターミネーターみたいな話も現実になっていく可能性がゼロではない。
やっぱりそれをプログラムする側の人間の倫理や道徳というのが試されるわけです。
”知能”というもの
そして”知能”を持った人間というもの
本当にこのテーマは深いですね。
しかし、これらが明確に定義できてこそ、本当の意味で人間と人工知能の共創の社会が創られて行くのではないでしょうか。