『9次元からきた男』レポート。最先端科学が解き明かしている宇宙の実体と「万物の理論」
日本科学未来館で4月20日に公開された「9次元からきた男」を見てきました。
科学が今解き明かしている最先端の宇宙の姿を表現しているわけですが、
イメージできない世界・認識できない世界をイメージ化させるのはすごい映像技術だなと終始感心していました。
普段私たちが認識しているのは、縦・横・高さ( x・y・z 軸 )の存在3次元です。
しかし存在の裏に折りたたまれて隠れている6次元の世界。
最先端の理論物理学では、素粒子はさらにミクロなヒモというエネルギーの振動でできていると言われています。
そこは、私たちが見ている世界とは全く異なり、時間・空間が歪み合う不規則で確率の世界。
しかし、もし私たちも含めこの宇宙自然全てがヒモという素材でできているのなら、
次に出てくるQuestionは
「そのヒモはどんな素材・仕組みで成り立っており、今この瞬間の私たちが認識する宇宙と繋がるのか?」
という問いです。
そこに対する答えを導かない限り、私たちの生活とは懸け離れたものになり兼ねません。
また、科学が物質→分子→原子→電子→素粒子→ヒモのようにずっと細分化・分けることによる発見を繰り返した歴史に終止符をうつことができません。
映像では出ていませんでしたが、ヒモは5つの振動パターンがあると言われており、さらに高次元の10次元の膜のようなものだというM理論が最先端の宇宙感でもあります。
10の500乗個の宇宙が今この瞬間生まれたり消えたりしているのがM理論が導く宇宙の実体。
マクロの世界を説明する"相対性理論"
ミクロの世界を説明する"量子力学"
現代の段階では、これら2つの理論は矛盾し、統合できていません。
そのため、ブラックホールの謎も包まれたままです。
ただ、ずっと科学者が追い求めているミクロとマクロを統一する『万物の理論』。
21世紀は万物の理論となるマスター方程式が一般常識化されてくる時代だと私は確信しています。
それを言い切れるのも、誰もが論理とイメージで共有・伝達できる技術として完成しているからです。
語りたいこと、共有したいことは、とにかくたくさんありますが、
まずは、 現代の映像技術が駆使された素晴らしい映像を是非ごらんください。
そして科学の世界や宇宙の姿など興味ある方は是非交流しましょう。