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恐怖を感じる上司に対して私が変化させたものとは?

全ての問題は人間関係の問題でまとめられるほど、この人間関係というのは厄介です。

今日は私自身が実際に体験した人間関係のずれというものを紹介したいと思います。

 

上司の日々の姿勢から感じる恐怖

部署の取りまとめの役割でもある上司A。

 

Aさんはパッと見で強面。

いつもピリピリしているような雰囲気を持ち合わせています。

 

実際、職場には頻繁に怒号が飛び交い、怒りがMAXに達すると携帯電話を投げつけるようなそんなタイプの方でした。

当然フロアにはいつも緊張感が漂い、何も悪いことをしていないのに「自分も怒られるんじゃないか」という不安の心が蓄積されていきます。

 

心の中で呟く

「また怒ってるよ」

「次は自分が怒られるんじゃないか」

といったそんな声。

 

仕事に集中できず、常に怯えながら席に座り、それでも仕事を全うします。

 

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そんなある日、そのA上司から作成の指示があった資料を自分なりに一生懸命作って報告に行ったことがありました。

 

そこで取った上司の反応。

 

資料をざっと説明し終わった後に一言。

「わからん・・・」

(その言葉と共に印刷した紙をクシャクシャにされる)

 

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そんな態度を取られた部下の心はどうでしょう。

自分なりに一生懸命情報収集して作った資料。

それを必死になって説明したのとは裏腹、「わからない」と一蹴されたわけです。

 

これはあくまで一例のケースですが、このような上司部下のコミュニケーションスタイルで、部下のやる気、モチベーションがアップするでしょうか。

こんなコミュニケーションスタイルでは、良好な関係性を構築することは本当に難しいと自分の中でも感じていました。

 

飲み会の席での上司への無礼講

ある日、部署での飲み会の時。

この際思い切って上司に聞いてみようと確認したことがあります。

 

声も小さくなりつつも勇気を振り絞って一言。

「いつも怒っているように見えるんですが・・・、正直仕事がしづらいです」

 

それを聞いて上司が言った言葉。

「俺も怒りたくて怒っているわけじゃないんだ」

「上司がヘラヘラしているわけにはいかないし、俺はそういう風に教育されてきたんだ。」

 

正直、この返答には驚いたのを覚えています。

 

このやりとりから自分の中で反省と共に安心の心が生まれ、上司とのコミュニケーションが全く変わっていくきっかけになりました。

 

上司も怒りたくて怒っているわけでない。

上司というポジション・立場に立った時、そうするしかなかったし、それが正解だと思ってずっとやってきたというのが本当によくわかった瞬間でした。

 

心のどこかで自分のことを嫌っているのではないかと感じていた時もありましたが、そこから解放され、コミュニケーションの仕方が変わっていくきっかけになったのを今でも覚えています。

 

重要なのは相手を変化させるのではなく自分の認識方式を変化させること

このコミュニケーションのずれについて、下記の図を使って構造で整理してみたいと思います。

 

この図は、石山喜章さんの著書『ビジネスで結果を出す人には“自己肯定感"がある! 潜在意識から「自分」を変える方法』の第一章で用いられている「NohJesuの潜在意識5階層」から引用しています。

 

ビジネスで結果を出す人には“自己肯定感

ビジネスで結果を出す人には“自己肯定感"がある! 潜在意識から「自分」を変える方法

 

  

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上司は、「上司とは威厳を持った立場を取らないといけない」という上司に対するイメージがあるわけです。

そこから「自分の納得いかない資料に対して怒る」という感情を持ち、

実際に「怒らなければ」という思考を働かせ、

怒った表情、言葉、行動をします。

 

受け取る自分自身は、単に怒った言葉だけを受け取り、「また怒られる」などの恐怖がどんどん蓄積されていたわけですが、

なぜ、そんなにも怒るのかという原因を一切見ていなかったというのを改めてよく見えます。

 

相手を変化させよう、相手が変化することをずっと期待するけど期待通りにいかないのが人間関係でありコミュニケーションです。

 

現象世界で自分なりにジャッジして勝手に審判・判断するケースをいうのは、よく見られるコミュニケーションの仕方ですが、

本当に相手のことを理解するには、言葉・表情・行動の現象だけでなく、相手がなぜそういう風に至ったかの原因や背景を理解する必要があります。

 

原因が見えることで、受け取り方も本当によく変わったことを覚えていますが、

現象だけでジャッジして勝手に自分の考えを働かせるのではなく、相手の背景や裏を見るトレーニングが本当に重要だということを痛感したシチュエーションでした。

 

自分の認識方式が変わるということは、

自分自身お心の平安を保つことにも繋がりますし、結果として人間関係にも劇的な変化を生みます。

 

自分の見る世界、感じる世界が絶対という思考方式を卒業し

明日の背景や原因そのものに立場チェンジできる認識の柔らかさを持つということは今の競争社会では本当に重要な要素だと感じています。

 

人間関係に困っている人。

職場の上司部下との関係性に困っていること。

自分自身の考え・感情の整理に困っている人。

 

それらを解決する認識方式の変化に興味のある方は、ぜひ認識技術の獲得をオススメいたします。

 

 

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