人工知能をテーマにした本『人工知能は人間を超えるのか ディープラーニングの先にあるもの』松尾豊(著)
2016年になって格段と耳にする機会が増えた言葉の一つ。
人工知能( Artificial Intelligence:AI)
最近このAIというテーマについて自分なりに調べ、理解を深めています。
理由としては、
人間の知能を越えていく可能性を秘めた人工知能。
同時に人間ができることを人工知能によって代替していくこれからの社会。
その活用範囲や応用範囲はどんどん広がっています。
人工知能と人間がどう融合して社会を作っていくのか。
2045年問題と言われる技術的特異点「シンギュラリティ」に向けて、私たち人間自身は何をどのように変化するべきなのか。
いろんな事を考える今日この頃です。
人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)松尾豊(著)
この本は、2015年に出版されたものです。
この出版以降の話にはなりますが、2016年3月には人工知能が囲碁で人間に勝ち越したというニュースがあったり、人工知能関連の話題がどんどん出てきます。
毎月毎週のように話題を引っ張っていく人工知能関連のニュース。
GoogleやFacebookといったアメリカ大手IT会社が巨額を投資する人工知能というものは、
間違いなく時代のキーワードになってくるとおもっています。
この本自体は人工知能研究者からの目線でもありながら、一般人にも非常にわかりやすくすぐに読み切れる内容でした。
今までの人工知能ブームとそれが過ぎ去った冬の歴史。第一次、第二次、第三次と続いていっているAIブームの流れ。
今までの人工知能とは一線を画す「ディープラーニング」という手法。
こういった旬なキーワードを取り入れながら、
一般的に考えられている人工知能と研究者が理解する人工知能は全くイメージが違うということが書かれていたり、これからの人工知能の活用例なども盛り込まれており、参考になる本だとお勧めします。
この本を読んで、私自身も科学技術の最先端のひとつである人工知能の研究と合わせて、それを使う側の人間自身の変化や社会の変化が求められるというのは激しく同意なところもあります。
また、人間の尊厳は失われてはいけないといった「人間の尊厳性」というのも私たちは向き合って行く必要性を大いに感じました。
過去にも何度か人工知能に関する記事を書かせていただきました。
興味のある方はぜひこちらもご覧ください。