「料理×ロボット」足りないのは愛情だけ
ロボット技術の進化は、私たち一般人が知らないうちにどんどん進んでいますね。
みなさんは、ロボットキッチンのモーリー(Moley)というものをご存知ですか?
人間の手のような2本のアームで
調理器具をスムーズに操り、調味料も難なく混ぜることができます。
料理のレシピといった情報データはどんどん蓄積していけばいい話で、
一度覚えたものは全て記憶し自動で料理してくれる優れもの。
一般家庭への浸透はまだもう少し未来の話かもしれませんが
大手ファーストフード店などのようなチェーン店が導入していけば、
一体どれくらいのコスト減が見込めるのか興味のあるところです。
IBMの Watson(ワトソン)などと組み合わすことができたとしたら
ロボット自身がメニューを考案して料理を作るということが現実的になってきますね。
ただ、それは裏を返せば人間の雇用がまた奪われてしまうということ。
・人間が料理を作るということ
・ロボットが料理を作るということ
みなさんは、この違いに何を感じますか?
ロボットが作るということで人間らしい「愛情」というものを感じる機会はないかもしれません。
また、「お母さんの味」という言葉も死語になっていく可能性もありますね。
人間とロボットの融合した未来社会が空想の話ではなく本当に現実味を帯びてきました。
人間とロボットが共存する未来への舵が取られ、もう待ったなしと言っていいのではないでしょうか。
人間がするべき仕事とは?
人間自身の変化の必要性とは?
どこに収束していくのか?
それをみなさんと共に考え、今の時代に発信していきたいと改めて感じます。
「愛情は与えられるものではなく自発的に生産するもの」
この観点にシフトしない限り、人間の幸せへの路は変わらないのかもしれません。