【ポスト身体社会】意識とは?人間とは?サルの頭部移植から次は人間の頭部移植へ
2017年、世界で初めて人間の頭部移植手術が行われるということを紹介した映像。
映像の中でもありましたが、倫理的に良いか悪いかは置いておいて、「2017年末までに人間の頭部移植は技術的に問題なくなる」と言われているそうですね。
また、映像の言葉を引用すると、
「なぜ人間には意識があるのか、まだ分かっていない」
「移植された人の意識がどうなるのか?」
「移植後の人間の意識は頭部の持ち主のままか、それとも体の持ち主の影響を受けるのか」
「科学者の大半は意識は脳からのみ生み出されると信じている」
「そもそも意識がなぜどのように芽生えるかは、まだ科学的に証明されていない」
これは、人間という存在についてほとんどがどういうメカニズム・仕組みで成り立っているかわからないということですね。
突き詰めれば、
・人間とは何なのか
・生きるとは何なのか
・宇宙とは何なのか
がわからないということでもありそうです。
もう一度、映像について考えてみると、頭部移植が実際に行えるとしたら自分の頭部だったものが別の人間の頭部になるわけです。
そして、自分の意識がどっちに宿ることになるのか。
自分という定義
意識という定義
アイデンティティーの定義
これを今の時代に本気で向き合わないといけない時代に来ています。
そして、それが単に局所的な答えではなく、科学・宗教・思想・哲学など全てを満足させる究極の答えを導き出さないといけません。
21世紀に入り自分自信に対するイメージ、他者とのイメージが科学技術の力によって大きく覆る時代になってきました。
「ポスト身体社会」
新しい人間観、言い換えれば新しい人間の基準点を打ち出していく必要性を改めて感じる映像です。