中国の台頭と日本の役割
中国の話題が尽きません。
先日も人工知能(AI)を使った自動運転カーの市場に中国が参入してきたというニュースもありましたし、何かと話題が欠かない"中国"という国。
「ネット人口だけでアメリカ人口を超える!?」
その中でも気になったのが中国のネット人口が中国人口の6割を超え、約7億人になったという事実。
世界人口約72億人の中で12億人という中国市場。
そしてその中の約7億人という数字はアメリカ人口の倍以上という計算になります。
当然、世界の企業間で顧客争いや技術争いも激しいです。
例えば中国でよく耳にする企業と言えば
・企業間電子商取引のオンライン・マーケットの運営を行うアリババグループ
・ソーシャルネットワーキングサービスを提供するテンセント
・通信機器ソフトウェアメーカーのシャオミ
など一度は聞いたことのある企業の名前もあると思います。
最先端技術を持った絶対王者のアメリカIT企業が中国市場に入ってこないよう国レベルでカットし、中国企業たちがさらなる技術の開発に取り組んでいるわけですが、
アメリカとのソフトウェア戦争が今後どういった展望になっていくか注意深く見ていきたいと思います。
「教育に対する本気度」
教育への取り組みに関しても面白いです。
莫大な国家予算をつぎこむ国家レベルの戦略で、世界と戦えるトップエリートを育て、「先進国に追いつき、追い越す」という中国の本気度が伺えますね。
「こんなものまで商品に!?」
そして、おまけにもう一つ。
友人から聞いたのですが、初めて聞いた時は衝撃的でした。
こんなことを考える人はすごいなと逆に関心もします。
大気汚染が続く中国に対して、新鮮な空気を販売するという新たなサービス。
水の販売から空気の販売という新しい概念でした。
ロッキー山脈で生まれ育った人にとっては全く理解ができないことかもしれないけれど
こういったサービスも成り立つのかと不思議な気分ですね。
東京の新宿や渋谷にも中国人観光客が数年前に比べて多くなってきた印象ですし、
先日入った居酒屋では中国語メニューが置いていました。
日韓問題も話題が欠きませんが、ますます加速・進化する中国市場から今後も目が離せません。
そして、同時に考えていかなければならないのは、アジアという枠組み・世界という枠組の中で、日本がやっていく役割やポジションは何なのかということ。
人間の観点から見ると、人間がいて、企業があって、国家があってといったように分離が生まれ境界線があるように認識しますが、世界というのを一括りにした時に一つの運命共同体です。
だからこそ、未来文明を構築する基軸教育を21世紀の新しいグローバルスタンダード化にし、Win-win All-winの新しい社会を作っていくのが日本のMissionだなと改めて感じました。